胡蝶蘭の胡蝶蘭(管理方法)
胡蝶蘭について
・手間がかからない
・花が咲いている期間が長い
・繰り返し花が咲く
"飾る花”としても、”育てる花”としても楽しめる胡蝶蘭。
色数や品種も多く、あなたの好みに合わせたセレクトや、 自由なアレンジで1年を通して楽しめる花です。
日本では、主に祝い花として慣れ親しまれていますが おうちでも、手間なく簡単に育てられます。
胡蝶蘭の魅力をもっと知ってほしい。 身近な花として、もっと気軽におうちで楽しんでほしい。
そして胡蝶蘭をもっと好きになってほしい。
胡蝶蘭のある暮らしをお楽しみください。
胡蝶蘭が届いたら
まずはじめに、お花を包んでいる和紙を外してください。
この和紙は輸送中に花びらを保護するためのものです。
ラッピングは、最初の水やりのタイミングで 外すことをおすすめします。
胡蝶蘭の育て方
■温度
胡蝶蘭を育てる1番のポイントは温度です。
胡蝶蘭にとって、理想の温度は「15℃~25℃」の、人間が過ごしやすいと感じる環境と同じです。
胡蝶蘭は、熱帯から亜熱帯地方に生息している植物。
そのため、日本の冬の寒さにはとても弱く、5℃を下回ると、凍傷になり一気に枯れてしまいます。
Point
冬の寒さには気をつけて! 凍傷になってしまうと、再び元気になる可能性は低いため、置き場所には気をつけましょう。
※冬の窓際は気温が下がりやすいのでご注意ください。
■光の入り方
もともと胡蝶蘭は、熱帯から亜熱帯地方の密林の樹木の上に生息しています。
その環境は、木漏れ日程度のやさしい光が差し込む場所です。
そのため、胡蝶蘭に太陽の強い光を直接当てると葉が焼けてしまい、枯れてしまいます。
Point
必ず室内で育てましょう。
胡蝶蘭にとって理想の光は、光に手をかざし、 指の影がぼやけるぐらいです。
はっきり見えた ら強すぎです。
植物だからといって太陽の光が直接当たる所 は避けましょう。間接的な光や室内光でも十分育ちます。
■風通し
胡蝶蘭は木の上に生息する植物です。それは、そよ風が大好きな植物ともいえます。
常に空気が少し動く環境の方が元気になれるのです。
Point
風通しの良い場所に飾ってあげましょう。
無風の密閉された場所だと、成長しにくくなります。ただし、冷暖房の風を直接あてるのは避けましょう。
特に暖房の風が直接当たる場所は避けなければいけません。
これをやってしまうと、すぐに花が枯れてしまいますので最も注意すべきポイントです!
■湿度
基本的な日本の気候であれば心配ありません。
理想の湿度は40%以上ですが、調整を行うなど特別に気を遣う必要はありません。
Point
冬の暖房には、気をつけましょう。
冬場で暖房が効いている室内は乾燥し過ぎてしまい、花が傷んでしまう可能性があります。
その場合は加湿器を利用する手もあります。
※加湿器の熱風が直接当たるのは避けましょう
■水やり
世話をしすぎない。
胡蝶蘭を枯らしてしまう理由の1つは、水の与え過ぎです。
木の上で育つ胡蝶蘭の根は、そもそも水をそんなに必要としていません。
可愛いからと毎日水やりをしてしまうと根が腐ってきてしまいます。
「マメな人ほど枯らしてしまう」のが胡蝶蘭です。お水のあげ過ぎには気をつけてください。
Point
根本に水をかけてください。週に1回たっぷりでOK!
小さな胡蝶蘭の水やりは何よりも頻度が大切です。
花の上から水をあげないでください。
花びらに水がかかると花シミが出来てしまいます。
■肥料
基本的に、胡蝶蘭に肥料は必要ありません。
元々は栄養を吸収しにくい、樹木の上で育っている植物です。
肥料は必要なく、水を与えるだけで十分です。
水の中に含まれる栄養を吸収して育ってくれます。
特に花が咲いてる期間は、植物の成長が盛んなわけではないので、肥料は必要ありません。
届いてからどのくらいの間楽しめるのか
胡蝶蘭を置く環境、大輪、ミディなどサイズによっても異なりますが、1-2か月程度はお楽しみ頂けます。
1週間程度で枯れた場合、ほとんどは環境に問題があります。
夏場なら暑さ、冬場なら寒さ、直射日光にたる環境、昼夜の温度差が激しい環境、
エアコンの吹き出し風が直接あたっている、などが考えられます。
胡蝶蘭の花がおわったら ~次の花を咲かせる方法~
花が咲き終わったタイミングで、その花芽の節から新しく花芽(脇芽)が出て連続して花を咲かす事ができます。
この方法でしたら、比較的早く次の花が咲きます。
花がしおれた後に花茎を切りましょう。
花茎を切る位置は、花がついていたところに1番近い節を残して、その節の上で切るとその節から花芽が出やすく、次の花につながります。
その1番上の節から出た花芽から咲いた花が枯れたら、その下の節の上で切ると、また新しい花芽が出ます。
この様に順に下げていくことで、連続して花を楽しんで頂けます。